おわったけどはじまりだね

家に帰ってまず最初にやったことは前髪をざくざくと切ったことでした、きりたかった、流れ星がいっぱいおちました、きれいでした。歩道橋を一気にかけあがる、星もないのに、白い霧がうっすら漂っていたけど、実はそれが星なんじゃないかと思って無数の星がいっぺんに降りてきたような気がして、その中を走った、もっともっと宇宙にちかづきたかった。からだのおくが、あなたのことばでずんと突かれる、かなしくて、でもうれしくて、身体の奥をことばで突かれながら、肉体でもって具現化する。ああきもちのいいセックスは確かにあるんだろうなと実感した。(最初のセックスがああまりにも、あれだったから、ほんとうに気持ちのいいセックスがあるのか、ちょっと疑問でした)たくさんのひとに身体の奥を突かれてぐちゃぐちゃに揺さぶられて、涙がたくさん出て、でもしあわせでいっぱいでした。ねむいしあわせでした。