完璧な乙女日記

制服っぽい格好をして出かける、これもなかなかかわいい気がするが、絶対領域が作れないので残念。やっぱり30日は、あの服になりそう、だけど微妙なんだよなあ。どっちが好きかなあ、昨日はひたすらカラオケでエターナルウインド(森口博子)を練習する。私はすぐに歌詞の意味を考えてしまうので3回歌ったところで、この歌詞の重さに気付く、この女性は愛する人を戦争で失ったんだ、重たい、失ったことで、彼の優しさに気付いて彼を愛してると改めて誇りを持って言えるんだ、なんて重い、でもなんてきれいな歌なんだろう、こういう歌だけを信じて、前に進んでいけたらどんなに幸せだろうか、というかこんな思いがこの星に存在してるのかと思うと全てが美しく見えたりもします。

とにかく喜んでもらえるなら、なんでもしたい。死ぬ以外。

毎日寂しくて仕方なくなる、自分がなんのために生きてるかというとはやく人の温もりにだっこされたいからで、そのためだけに毎日をひたすらこなしていると言っても過言ではない気がする、人ってこんなにも人の心を大きく埋めるものだったんだ、だからあなたが必要です。もう毎日人のことだけを考えて生きてる。スカイプで、いたって、まじめな人と恋愛の話しをする、
「私、変な人なんですよースカイプで処女失くしたんです、で、これでスカイプで出会うの3回目なんですよ」
「みのるといいね」
「はい、でもスカイプで出会うなって感じですよね」
「いや、いいと思うよ、僕も彼女と出会ったのはチャットだし、どこで出会うかなんて問題じゃないよ」
私今まで恋愛の話しとかまともに他人としたことなかった。エロもエロいねって笑ってただけだった。こんなにまじめに恥ずかしがらずに恋愛のこと性のこと話せたのはスカイプが初めてかもしれない。スカイプが性と向き合うきっかけになるなんて思いもしなかった。
ログイン状態をスカイプミーにしたくて仕方ない。けどそれは偽りの温もりだ。ほんものの温もりに触れるまで泣きながら寝ます。自分だけの温もりと涙の温度の方が本物に近いから。もう何もいらない、ただぎゅっとされたい。
会社で甘えん坊と寂しがりやと我侭が直らない。かまってほしくて、いいこいいこされたくて仕方ない。

繁華街を1人で歩く、カップルとか客引きの人にもみくちゃにされたような気がして泣きそうになる、ああ、やっぱり、どこか遠い世界なんだと前を歩くカップルをぼんやりと見て思う、そうだこの人たちは、これからあの小さなホテルでいやらしいことをするんだ、自分が2、3度やっても追いつけなかったもの、見れなかったものを彼らは知っているのだろう、何度身体を重ねても私には見えてこない、気がする、やっぱり無縁の世界だったんだ、と思って誰でもいいから私を連れてってて欲しい気分になった。ラブホテルの入り口で見た、太った女もその隣の男にこれから抱かれる、それを思うと身体がふらふらとどこかに飛んでいきそうになる、怖くて汚くて恥ずかしくて、汚いのときれいなものは表裏一体なんだと改めて感じた。下を向いて歩いても上を、向いて歩いても、男と女ばっかしで私はその中でいったい何者なのだろうか、さっぱりわからない。女でもない男でもない私は必死だ、必死になることしかできない、あなたを本気で好きになりたい。大事な人だと胸を張って言いたい。アイポッドから流れるエターナルウインドが忘れられない波音のように身体に響いていた。私重たいの、だから嫌われる。捨てられる。でもあなたに真剣に向き合いたい気持ちは本物だと、それだけは、わかる。私が何者かわからなくても。あなたに会ってたくさん見たいものがある。知りたいことがたくさんある。ごめんなさい。まっすぐです。
つづく 難しいことはかけない