あー私この人と結婚したいわーって思った今日、なんて早い展開なんだ、おい先走りすぎてやしないかいと思うのだけれど、
「自分の存在理由はボクの為に生きてくれませんか?私もあなたの為に生きます」
とか
「早く嫁に来てくれ」とか「君との子供が生みたい」とか個所箇所で散々言われると現実から目を背けるわけにもいかず、ああこれは恋愛だけど遊びなんかじゃなくて、本当の愛なんだなって思った。私は自己中だし、性格悪いし、遊び人だし、自分がそのときやりたいって思ったものしかやらないし、器量はないし、顔は悪いし、自分の気持ちいいと思うことなら、どんな犠牲があってもやる人で悪いとこだらけだけど、それも全部言い当てられたのが、すごかった。こんなに私の悪いとこ知ってるのに、結婚してくれなんて言ってくれるなんて不思議な気もしたが、悪いとこを知り尽くしてでもあえて私と一緒になりたいなんて言ってくれるなんて、こんなに幸せなことはないと思う。というか、何でそこまで理解してんだろ、この短い期間で、
昨日料理を勉強しながら自分の気持ちについて整理をしていた、洗い物をしながら、ひたすらぶつぶつ呟いていた。よく彼に「俺のどこが好きなの?」って聞かれて、私ははっきりと、ここが好きって言えなかった。好きだけど、なんだかあやふやな感じで、
「私は彼のどこが好きなんだろうね、エッチなとこは好きだし、弱いところ寂しいところ好きだしネガネガした感じのとこは好きだし、そういう部分って出さない人は出してくれないからね、声はすき、顔もすきだな、へたれな部分もっていうか、あなただから好き、だからさ、ネガネガした部分とか弱いとことか寂しいとことかが、あなたにあるから私はあなたのことが好きなんだよ、そうじゃないとあなたじゃないと思う、始めからわかってたよ弱いとこも寂しいとこもあるって、私にいろいろ教えてくれたときと違って、その自分の弱さや寂しさを垣間見せるときの、あなたは非常に幼いと思う、ああ、それはあなたの本質なんだなと思って心のやらかい部分に触れた気がして嬉しかったのと同時にもっと見てみたい、包み込みたい想いでいっぱいだったよ、だからね、あなたのそんなとこも含めてやっぱり私はあなたがすきなんだ、これは愛かな、よくわかんないや、すきなのは絶対間違いない、ただまだ2回しか会ってないから、あなたのことがよくわからない、まだ夢の中の人のような気がしていた、ああ会ってすきって確かめたいんだ、やっぱり会わないとわからない、だから私はもっとあなたと会ってそのすきを本当かどうか確かめたいんだよ、だから明日会いに行こう、なんだ単純なことだ、もっと会えばわかるんだ」とか思ってた昨日。よく彼には「溺れるなよ」と言われたけど、本当に何でもよくわかってるなあ、私は、すきに溺れていた。私もそれをわかっていたので、認めるのが怖かったし、会ってこの想いが違っていたら、どうしようとか、しょっちゅう思ってた。でも今日会って、顔を見て声を聞いて話をして抱きしめられてキスをしてセックスをしてお茶を飲んで笑って泣いて、あなたがすきという想いが確かに繋がり、すきと言う想いは愛に変わり、私はあなたのために生きることを今日誓った。
あなたが、すきです。
弱いところも寂しいところも含めて全部すき。
ああ、初めて人を本気で好きになれたのかなあ、
未来が見たい。
だから生きる