命の灯火

やっぱりとじてきている。もう占いやだ。私ちょー人見知りなのに、ふざけんな細木。

奈々ちゃんのライブ、に行ってきた。奈々ちゃんは天使でした、女神でした、神様でした。奈々ちゃん以外の女の子もたくさんいたけど、奈々ちゃんの前では糞同然でした。ボクは水樹さんのことは今までよく知らなかったのに、気が付いたら、奈々ちゃんにすがり付いて泣いてる気がした、「奈々ちゃん奈々ちゃんお願いーボクのことをどうか救って…!!!」って思いながらサイリュームの光を決して決して絶やさぬように正義の灯火だと信じて振り続けた。奈々ちゃんにこのボクの灯火は届いていますか?お願いだから、届いて、届け!!あまり知ってる歌はなかったけど、知ってる歌は全部口パクで歌ったし、そのときの会場はとても心地よくて、もっと予習やっぱりすべきだったと思った。奈々ちゃんがお色直しとかで舞台袖に引っ込んだときも、バンドの演奏やダンサーが踊って場を繋げてたけど、そんなもんが欲しいんじゃあねえーんだ、ボクは奈々ちゃんともっと長くもっと一緒にいたいんだ、と拗ねていたりしたら、奈々ちゃんがとんでもないとこから現れたりして、宙のブランコに奈々ちゃんが乗ってCOSMIC LOVEを歌ってくれたときはボクの大好きな歌でお宙のブランコなんかほんと夢みたいで、奈々ちゃんが大好きになっていた。時には父親のように奈々ちゃんを愛しみ時には恋人のように奈々ちゃん以外にかわいい人は、この世の中にはいないような気がしていた。だって、そうだろう?あのライブ会場には女が2割くらいいたけど、カップルなんかもいて彼女はやっぱりかわいい格好をして(ゆかりんぽい衣装が多かった、気がする)化粧もばっちりだったけど、あの場所では「奈々ちゃんの方がかわいいよー!!!」なのだ。もう奈々ちゃん、ボクより小さくてかわいくて、かと思えば強くて、かっこよくて実はボクよりも強いんじゃないかって思わせる奈々ちゃん帰らないで、もっと一緒にいて、もっと大好きって言って、あんな小さな女の子がこの会場いっぱいに宇宙を僕らはそれに抱かれる星だ。だからサイリュームを命の輝きを絶やしちゃいけない。あの宇宙を星で僕らの命で照らしてあげなきゃ、
幼女ダンサーが出たとき、ロリー攻撃!!と、ただ思ったが奈々ちゃんが「かわいいダンサーでしたねー」って言ったとき、いや、奈々ちゃんだろ、奈々ちゃんが一番だろ、このやろー奈々ちゃん!!!「奈々ちゃんの方がかわいいよー!!!」って叫んだのはボクでした。だって奈々ちゃんにみんなKOされにきたんでしょ、奈々ちゃんがチャンピョンに決まってるじゃないか。この宇宙で一番かわいいのは奈々ちゃん、間違えなく、君だ。
汗でびしょびしょになってパンツも汗でぐっしょりで、きっと奈々ちゃんもそうで、(そう考えると興奮した)きっと奈々ちゃんは汗かいてもいい香りがするのだろう。いっそのことエヴァの劇場版みたいにみんな溶けてひとつになってしまえればいいのに、と思った。

今まで水樹さんだった呼び方がもう奈々ちゃんになっていた。まるで今までなんとなく毛嫌いしてた友だちに、この子、ほんとはこんな子だったんだ…誤解してた、ごめんね…ねえ…これから奈々ちゃんって呼んでもいい?って感じでした。普段は列なんかない男子トイレが、めっさ混んでて、びびった。女子トイレすかすか。