金で解決

しにタイで吸う、死にたいです、もう死にたい、あれですか、腹毛が生えてる女は女じゃないってことですか、こんな女でもめそめそ泣きたい、もう誰かを好きになるとか嫌だ。疲れた。ずっと考えてたのに、ずっと考えてたのに、ずっと考えてたのに、何のために考えてたんだろう、恋人と友だちの違いって何だろう、中途半端で涙が出そうで出ない、死にたい。誰かを好きになったりしなければ、私は女でいる必要もないのだ。私はあなたがいたから、せめて、これでも、こんなでも女の子だったのに、
誰でもいいから好きって言える人が欲しい。その気持ちをしっかり受け止めてくえる人が欲しい。街中の暗闇に浮かび上がるカップルたちを恨めしそうに見ることしかできない、こんなこと吐露してる自分は惨めで汚らしいことぐらいわかってるけど、でも泣きたい、泣いてる間はせめてでも女できっといられるはずだから泣きたい、もう、どこかのブログに書いてあったけど、ほんとうは私も誰でもいいのかもしれない、本屋の店員や電車の座席の隣の人、その他人と肉体関係まで陥ることを即座に想像できるようになってしまった。そうして胸をドキドキ言わせて、これはさすがにないだろう、と自分自身の考えに歯止めをかける。
「彼とはこのまま友だちの方がいいかもね」
占いに行ってきてしまった。結構占ってもらった。相手がどう想ってるのか、まで。タロットカードはやはり嘘をつかない。私が彼とディープな関係に陥りたいことを見抜いていた。そして、その想いを貫こうとすると悪い方向へと向かうらしい、私っていつ初エッチとか初キスとかやるんだろう、22で焦ってる私っておかしいのか、でも私の頭は何でこんなことでいっぱいいっぱいなのだろう、酷い。
「今日はどうしましょうか、」
「れ、恋愛で、」
「どういった感じで、」
「あ、あの、好きな人がいるんです」
好きな人がいるんです、この言葉を出すだけですごく恥ずかしくって酔ってる時はそんなでもなかったのに、自分でもびっくりした。でもこの言葉はとても特別な気がして、大切に言ったつもりだ。言葉にした瞬間胸があたたかくなるのを感じた。
生年月日や彼との馴れ初めを聞かれて答える、彼のことを答えてる間はとても楽しくて、誰にも言えなかった想いを誰かに言えたのは本当に嬉しかった。誰かに聞いて欲しかった(料3150円)
で占ってもらって、
「今は一番楽しい時だけど、恋人になるかというと彼の未来をあらわすところに、正義の逆位置が出てるから、恋人にはならないかもね」
と言われる。あーやっぱりね、そうだよねと思いながら、まだ好きになったばかりだから傷は確かに浅かったはずだけど、やっぱり辛かった。辛くて泣きたかった。かわいそうな女の子になりたかった。もう誰かを好きになるのはやめたいと思った。
それでも街に恋人は溢れていてふたりでしかできないことをたくさんやっていて、こんな惨めな想いするなら私は女の子を捨てたくなるのだ。
それでも、
好きです。
あなたが。

あなたの前では女の子の自分でいたいのです(全然ですが